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冷え症やのぼせ女性に特に多い症状です。単独症状としては珍しく、他の症状を合併することが普通です。冷え症やのぼせに対しては漢方薬がとても効果があります。
冷え症のタイプと漢方治療
中医学は冷え症の原因として、寒湿、瘀血、陽虚、血虚を考えます。冬季や雨天時に悪化するのは寒湿タイプが多く、羌活勝湿湯(きょうかつしょうしつとう)がとくに有効です。血塊を混じる生理痛などがある場合は瘀血タイプが多く、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)や疎経活血湯(そけいかっけつとう)が有効です。高齢者、足腰のだるさ、痛みを伴う場合は陽虚タイプです。八味地黄丸や海馬補腎丸などが有効です。眼精疲労や月経過少を伴う場合は血虚タイプが多く、四物湯などが有効です。
のぼせのタイプと漢方治療
中医学はのぼせの原因として、腎陰虚 肝陽上亢、心腎不交などを考えます。手足のほてり、腰痛などを伴う場合は腎陰虚が多く、知柏地黄丸(ちはくじおうがん)が有名な方剤です。赤ら顔、イライラ 怒りっぽいなどの精神症状、特に顔面部の発汗などを伴う場合は、肝陽亢進が疑われます。天麻鈎藤飲(てんまこうとういん)、釣藤散(ちょうとうさん)、柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)などが有効です。口が荒れる、舌痛、アフター性口内炎や、足は冷えるが、顔がのぼせるなどのいわゆる「冷えのぼせ」の症状がある場合には、心腎不交が疑われます。更年期にも良く認められる症状で、交泰丸(こうたいがん)や加味逍遥散(かみしょうようさん)などに瘀血を除く桂枝茯苓丸などを併用して良い治療成績が得られています。
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